世界の中で、97%と高い水道普及率を実現しているのが日本です。
飲む水、調理のための水。身体に取込むだけでなく、水洗トイレに、洗車や散水に、食器洗浄に、お風呂やシャワーに、水道水は私たちの日々の生活に欠かすことができません。
そして現在、日本の水道水の安全性は50項目の水質基準で守られています。
浄水場での塩素処理により、かつて問題であった水中の
微生物
細菌類
などは、ほとんどなくなりました。
水道水は、厳しい水質基準に守られた水なのです。
なぜ塩素処理を行うのでしょう?
①浄水場で原水をきれいにするため
②きれいな水を安全に運ぶため
生活排水・工場廃水などにより水の汚染が進み、塩素添加は増加傾向にあります。
以下の50項目にわたって基準を設けています。
一般細菌(病原生物)
大腸菌(病原生物)
カドミウム及びその化合物(重金属)
水銀及びその化合物(重金属)
セレン及びその化合物(重金属)
鉛及びその化合物(重金属)
ヒ素及びその化合物(重金属)
六価クロム及びその化合物(重金属)
シアン化物イオン及び塩化シアン(重金属)
硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素(重金属)
フッ素及びその化合物(重金属)
ホウ素及びその化合物(重金属)
四塩化炭素(一般有機物)
1,4-ジオキサン(一般有機物)
シス-1,2-ジクロロエチレン(一般有機物)
ジクロロメタン(一般有機物)
テトラクロロエチレン(揮発性有機化合物)
トリクロロエチレン(揮発性有機化合物)
ベンゼン
クロロ酢酸
クロロホルム(揮発性有機化合物)
ジクロロ酢
ジブロモクロロメタン(揮発性有機化合物)
臭素酸
総トリハロメタン
(揮発性有機化合物・4項目の合計として)
トリクロロ酢酸
プロモジクロロメタン(揮発性化合物)
プロモホルム(揮発性化合物)
ホルムアルデヒド
亜鉛及びその化合物
アルミニウム及びその化合物
鉄及びその化合物
銅及びその化合物
ナトリウム及びその化合物
マンガン及びその化合物
塩化物イオン
カルシウム、マグネシウム等(硬度)
蒸発残留物
陰イオン界面活性剤
ジェオスミン
2-メチルイソポネオール(2-MIB)
非イオン界面活性剤
フェノール類
有機物(全有機炭素(TOC)の量)
pH値
味
臭気
色度
濁度
塩素酸
(2009年4月1日から施行されました)